こんばんは。さと(@satooon_blogger)です。
『スラムダンク』、好きですか?それとも大好きですか?
2022年12月には映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され、我々のようなど真ん中世代だけでなく、多くの若者にもスラムダンクのすばらしさが広まりました。
さすが井上先生。
というわけで、今日はスラムダンクの「心が震える名言」を紹介します。
と言っても、世紀の名言
「最後まで…希望をすてちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」
引用:SLAMDUNK(8巻)
を取り上げるようなベタなことはしません。
数々の激戦のなかで発せられた名言を、スラムダンクを読んだことのない世代の人たちにも刺さるような名言を紹介します。
※ネタバレ注意です。
日本のバスケットボールを激変させたスラムダンク
スラムダンクが登場する前、バスケットボールはマイナースポーツのひとつでした。
作者の井上雄彦さんもこう述べています。
編集者から「バスケットボールはこの世界では一つのタブーとされている。」
と何度か聞かされました。コケるのを覚悟しろという意味です。(たぶん)
引用:SLAMDUNK(31巻 あとがき)
スラムダンクが発売されてから現在に至るまでのバスケットボール人気は、皆さんがご存じのとおりです。
マイケル・ジョーダンがバスケットボールを世界的な人気スポーツに押し上げたように、
井上雄彦さんが、スラムダンクが、
日本のバスケットボールを野球やサッカーと並ぶ人気スポーツの一つに押し上げました。
そんなスラムダンクの名言です。
珠玉の名言
「お前のためにチームがあるんじゃねえ。チームのためにお前がいるんだ」
安西先生が大学時代の教え子である谷沢に対して言った一言です。
バスケットボールでは、エースの活躍次第で勝敗が分かれることが多々あります。
「俺がいないとこのチームはダメだ」
「俺のチームだ」
という風に考えてしまうエースがいるのも無理はありません。
そんなエースに伝えたこの言葉、
バスケットボールだけでなく、チームスポーツをしているすべての人たちに聞いてほしい一言です。
「何百万本も打ってきたシュートだ」
インターハイの初戦、大阪・豊玉高校との試合中に流川が言った言葉です。
試合のさなか、豊玉のキャプテン「エースキラー」南によって左目を負傷します。
チームとしても厳しい状況の中、湘北のエースである流川はシュートを決めます。
バスケットボールを始めてから、毎日毎日シュート練習をしてきたバックボーンがあったからこそ、重大な局面で大きなハンデを背負っても決めることができたのでしょう。
「練習は裏切らない」
を地で行く流川の名言です。
「バスケットの国アメリカの、その空気を吸うだけで僕は高く飛べると思っていたのかなあ」
谷沢がアメリカへ渡米して5年後、交通事故で亡くなってしまいます。
その後、安西先生が谷沢のお母さんから見せられた一通の手紙に書かれていた言葉です。
谷沢は安西先生から逃げるようにしてアメリカへ渡り、留学先のバスケットボールチームに所属。
しかし、谷沢よりも大きく、速く、上手い選手がゴロゴロいるなかで伸び悩み、コミュニケーションもうまくいかない現実を突きつけられ、次第にバスケットボールから離れていきます。
そして事故が起こり、谷沢は亡くなります。
目の前の現実から目を背けて、「環境が変われば頑張れるのに」と言う人はたくさんいます。
ちがいます。
まずは現実を受け入れて、そこからどれだけやれるかです。
「環境が変われば」頑張れる、ではありません。
「環境が変わっても」頑張れるかどうかです。
「俺もアメリカに行くよ。今日……ここでお前を倒していく」
インターハイ2回戦、前年王者の秋田・山王工業との試合中に流川が言った一言です。
山王の2年生エース沢北により、流川は攻守ともに追い詰められていきます。
1年生ながら幾度となく不利な局面を打開してきた流川ですが、高校ナンバーワンプレーヤーに手も足も出ません。
今まで出会ったことがない怪物と対峙して、湧き上がる感情を抑えきれない流川は初めて笑います。
そして発した言葉です。
壁にぶち当たったことを喜び、挑戦することを生きがいとしている流川。
流川のように生きれたらと思った読者も多いはずです。
僕もです。
エースのエースたるゆえんですね。
「彼もまた挑戦を生きがいとする人間なのか」
僕が一番好きな言葉です。
山王のエース沢北にとことんやられ、それでも向かっていく流川。
超えるべき壁を目の前にして流川が笑った後に、沢北の父親が言った(心のなかで思った)言葉です。
どれだけ高みにいても現状に満足せず、常に壁を乗り越えていこうとするその姿勢に、多くの読者が共感と尊敬の念を抱いたことでしょう。
まとめ:忘れたころに刺さる名言多し
スラムダンクは22世紀に残すべきマンガです。
スラムダンクが連載していたのは中学~高校の頃でしたが、スラムダンクのシーンや言葉は今も日常のなかでふと思い出します。
特に最後の沢北父の言葉は、ずっと胸に残っています。
「挑戦こそ生きがい」
と思えるような人生を送れるように、日々新しいことに挑戦しています。
ブログもその一つです。
スラムダンク世代はもちろんですが、スラムダンクを読んだことのない人たちにこそ読んでほしいマンガです。
きっと胸に刺さる名言が見つかります。
では。
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