こんにちは。さとーん(@satooon_blogger)です。
『学歴は必要ない』という言葉、一度は聞いたことがありますよね。
今日は『学歴』についてお話します。
学歴は必要ない?それとも必要?
『学歴は必要ない』の理由を考えてみた
世間の論調がそうなっている
最近はYouTuberやブロガーなど、自分の知識や個性を世界に発信して稼いでいる人たちがたくさんいます。
世間のイメージでは
パソコン一つで仕事をして、テレビに出て本も出して、
子どもたちのあこがれの職業になり、好きなことをして生活できる。
といった感じです。
そういった人たちを見ていると、学歴があったから成功したわけではないのは明らかです。
もともと情報を発信するのが好きだったのか、
仕事として割り切ってやっているのか、
日記を書いていたらバズったのかはそれぞれですが、
大前提としてこつこつと積み重ねていった上に成功があります。
そこに学歴が介入する余地はないように見えます。
また、そういった人たちが「大学の4年間は無駄な時間」「大学行くなら起業するべき」という風な発言をすることで、「学歴は不要」論が広まっていきます。
学歴がなくても生活できている
世の中には高学歴以外に「低学歴」「専門学校卒」「高卒」「中卒」といわれる学歴の人たちがいます。
そして、大多数は高学歴以外のカテゴリーに分類されます。
当たり前ですが、そのほとんどの人たちが就職し、家族を持ち、生活しています。
立派な学歴なんかなかったとしても、人生は送れるのです。
コスパが悪い
国公立の4年制大学に行ったとして、卒業までにかかる学費は約250万円です。
このご時世、本気で何かを学びたいのであればここまでお金はかかりません。
書籍やセミナー、インターネットで知識をつけることができます。
(医師のように例外もありますが)
『学歴は必要』の理由を考えてみた
選べる仕事の幅が広がる
賛否はありますが、現在の社会は『学歴社会』です。
一番明確に差がでるのは、就職活動のときです。
「職業選択の自由」とは言うものの、全員が働きたい仕事につけるわけではありません。
では、働きたい人が殺到する企業はどうするか。
最終学歴で足切りをするのです。
『学歴フィルター』というやつです。
基準は企業によって異なりますが、はっきりと線引きをしたほうが
企業としても頭脳明晰な人材を採用できます。
もちろん消費者あっての企業ですから、「学歴フィルターがあります」とは公言しませんが。
そもそもそれ以前に、大卒と高卒以下は応募できる企業に差があります。
大卒でなければチャンスすらもらえないというわけです。
「せめて高校はでておかないと」は昔の話
以前は「せめて高校は卒業して」というのが一般的でした。
現在は高校などへの進学率が99%近くなっており、「高卒」は当然という感じです。
そして少子化にともなって大学も入学者の確保に必死です。
今や「大学全入時代」となり、「せめて大卒」という風潮になってきつつあります。
こうなると、最低ラインである「大卒」という学歴を確保しておかないと、就職戦線で戦えません。
大学の4年間は貴重な経験
大学は高校までと違って、全国から人が集まります。
その中には、大学に行かなければ一生関わらないような種類の人もいます。
僕の大学の同級生は、在学中に国際交流会館で外国人留学生と知り合いになり、そのまま大学を辞めて大道芸人として世界のどこかへ行ってしまいました。
大学での出会いは一生モノです。
人生を変えます。
そのような出会いだけでも、大学に行く価値は十分あります。
学歴の本当の意味は?
『学歴』とは、今まで積み重ねてきた結果
そもそも学歴とは、今まで積み重ねてきたことの結果です。
積み重ねてきたものは学力だったり、何かしらの技術だったり、経験だったり、多種多様です。
「勉強が好きで、気がついたら京大」というような、結果的に学歴がついてきたケースもあれば、
「東大に入るために死ぬ気で勉強した」という、学歴を得るために積み重ねてきたというケースもあります。(ほとんどはこっちですが)
どちらのケースでも、学歴を見ると今まで努力してきたことがはっきりと分かります。
そして企業は、人となりの前に「どれだけ努力してきたか」を見るためのものさしとして、学歴を見るのです。
「学歴だけで判断するな」「学歴社会はなくなるべき」という意見も分からないでもないです。
ですが、学歴を判断材料の一つにするのは合理的で、とても公平なのです。
まとめ:学歴はあったほうが良い!
『学歴』は、何のとりえもない人には強力な武器です。
「学歴不要論」を唱えているYouTuberやブロガーたちのように、自分で動いて自分の力で稼いでいける人たちは全体のほんの少数です。
ブロガーの方々でも、高学歴&一流企業勤務経験ありという人たちがいます。
そういう人たちは、一流大学・一流企業を経験したうえで「学歴はいらない」という結論にいたっています。
そんな彼ら・彼女らに言われるままに「学歴はいらない!」をうのみにして日々の勉強をおろそかにすると後悔します。
まずはしっかりと学歴を身に着けて、周りと戦えるレベルまで持っていきましょう。
学歴の要不要は、その後にゆっくり考えれば良いです。
別にあって困るものじゃないですから。
社会人になっても資格取得や小難しい資料の解読や作成など、勉強しないといけない場面は多々あります。
学歴取得だけを見据えて勉強するのではなく、その先の未来を見て行動することが本当は一番必要ですね。
では。
全国どこでも探せるんですね。すごい。